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いくら良い銘柄であっても、その株価が妥当な株価よりはるかに高い値段で市場において取り引きされているのであれば、その株で利益を出すには、予想以上の時間がかかります。
ピーターリンチによると、株式の市場価格の妥当性を算出する方法とは長期成長率に配当利回りを加えてPERで割るというものです。長期成長率とは、会社の利益の成長率で最低過去3年の平均値でとります。この数字が1より小さければ株価は高すぎ、1.5ならまあまあです。でも真に選ぶべきは、その数字が2以上のものです。
例えばここにA社とB社があるとします。それぞれの経常利益、平均PER、配当利回りは以下の通りです。さてA社とB社どちらの企業が割安なのでしょうか?
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3期前の経常利益 |
2期前の経常利益 |
前期の経常利益 |
平均PER |
配当利回り |
| A社 |
141,738百万円 |
148,292百万円 |
148,507百万円 |
45 |
0.7 |
| B社 |
730百万円 |
904百万円 |
1,029百万円 |
9 |
1.67 |
それではA社の計算してみましょう。3期前から2期前への経常利益の成長率は「(148,292/141,738)*100-100」と計算して4.62、2期前から前期への経常利益の成長率は「(148,507/148,292)*100-100」と計算して0.14、「(4.62+0.14)/2」と平均すると長期成長率は2.38と計算されます。これに配当利回りである0.7を加えて平均PERの45で割るつまり「(2.38+0.7)/45」という計算をすると結果は0.0684となりました。この0.0684という数字は1よりもはるかに割り込んでいます。つまりA社の株価は高すぎるということです。
さて今度はB社の計算です。3期前から2期前への経常利益の成長率は「(904/730)*100-100」と計算して23.84、2期前から前期への経常利益の成長率は「(1,029/904)*100-100」と計算して13.84、「(23.84+13.84)/2」と平均すると長期成長率は18.84と計算されます。これに配当利回りである1.67を加えて平均PERの9で割るつまり「(18.84+1.67)/9」という計算をするとと2.28となりました。この2.28という数字が表しているように、B社こそ割安に据え置かれている成長株なのです。
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