-自社株買いを行っている企業は良い傾向にある-

自社株買いを行っている企業は良い傾向にあると言えます。その企業が、本当に投資に値する企業であるかどうか調べ始めても良いでしょう。

自社株買いは市場において自社の発行株式を買い付ける行為です。自社株買いを行う企業は、市場で取引されている自社の株式がその企業が考えている価値よりも低く評価されて取引されていると判断したことになります。自社株買いは、その企業の株式を保有している株主に利益をもたらします。配当という選択よりも効率が良い選択です。

「自社株買いを行ったとしても、配当とは違って実際手元に現金が来る訳では無いのだから、なぜ自社株買いが株主への利益還元になるのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

自社株買いを行うことによって、市場に出回っている株式が減少します。例えば今まで10人の株主がいたとすると、それが8人に減ることになります。例えばここにケーキがあるとします。もしケーキをもらう人数が10人から8人に減るならば、一人一人は今まで10等分してその一切れをもらっていたのに、それが8等分になってその一切れをもらうことになるのです。同じ一切れですが大きさは明らかに違います。自社株買いも同様の考え方をすることが出来ます。自社株買いはケーキの切り分け方を変えるのと同じ行為です。

自社株買いを行っている全ての企業が、ファンダメンタル投資に適切な企業であるとは限りませんので注意が必要です。しかしながら、自社株買いを行っている企業は良い傾向にあり、投資に値する企業かどうか検討する価値はあります。