-ファンダメンタル投資とテクニカル投資について-

短期的に株価がどう動くかをチャートや大衆心理等から予想して、短期の投資を行うのがテクニカル投資です。それとは反対に、企業の財務状況や実態価値の分析を元に長期的視点に立って株式投資を行うのがファンダメンタル投資です。

テクニカル投資は「短期的にどの株価が高い値段をつけるか」という事柄を常に追い求めています。テクニカル投資をする投資家は企業が本来持っている価値など気にしません。見ているのは株価が日々上下するチャートや市場動向などです。明日の株価が今日の株価より高いか低いかどうかは、サイコロを振って4より高い目が出るか低い目がでるかを占うのとあまり違いがありません。短期的には株価は「美人コンテスト」と同じようなものであると言われています。これはつまりこういうことです。美人コンテストで優勝する人を見つける方法はただ一つです。それは投票者に受けがよい最も受かりそうな出場者を見つければよいのです。ただし決して自分の好みの出場者が優勝すると思ってはいけません。同様の現象が短期的に投資をおこなうテクニカル投資に見ることが出来ます。美人コンテストの出場者が上場している株式で、投票者は株式を購入しようと思っている投資家です。短期投資では自分以外の投資家がどの銘柄に人気が集まると考えているかを確実に判断しなければいけません。また人気に陰りが出るのも早いので適度な時期にその場を去らなければいけません。あなたは美人コンテストの出場者をよく見て、会場にいる投票者もよく見て、誰が優勝するかを確実に当てることが出来ますか?

では出来ない人はどうすれば良いのでしょう?だからこそこのファンダメンタル投資が存在しているのです。ファンダメンタル投資は、「株式を購入するのは、企業の一部を購入するのと同じである。長期的には株式の値段はその企業の価値を反映したものになる。」という哲学に基づいています。例えば、売上高が1億円である企業があったとします。5年後その企業の売上高は10億円でした。はたしてこの企業の株価は5年前の値段と同じでしょうか?そんなはず無いですね。長期的な株式の価値というものはその企業の価値を反映したものであるはずです。したがって5年後の株価は確実に5年前の株価より高いものになっているはずです。このように株式投資に際して長期的視点に立って物事を判断するのがファンダメンタル投資なのです。