-消費者独占型企業に投資する-

企業には大まかに分けるとコモディティ型企業と消費者独占型企業とに分けることができます。ファンダメンタル投資をするにあたっては消費者独占型企業を見つけ出しその企業に投資をする必要があります。

コモディティ型企業とは価格の安さだけが売りの商品やサービスを行っている企業のことです。価格の安さだけしかアピールする要素がありません。したがって、他の企業が同じような商品やサービスをさらに安く提供していることが判明すると消費者からは見向きもされなくなってしまいます。そのような商品やサービスを提供している為に他の追随を容易に受けることになります。利益が上がらないのでさらに価格を下げて売るしか方法がなくなり、そうなってしまうと売上高を上げても薄利となってしまいます。また競合企業は国内にあるとも限りません。近年の傾向として海外から安い製品が日本へ大量に輸入されていることが知 られています。価格が安いことだけで勝負しているコモディティ型企業にとってこのことは脅威そのものでしかありません。このようにコモディティ型企業には心休まるときは無いのです。

ファンダメンタル投資をするにあたってコモディティ企業への投資は避けなければいけませんコモディティ型企業を見分ける方法としては、その一株あたり利益(EPS)が上がったり下がったり赤字になったりと不安定であるという特徴があります。これはインフレなどの市場の動向を価格に転嫁できないことによるものです。コモディティ型企業の自己資本収益率(ROE)は総じて低い傾向にあります。

消費者独占型企業とはその市場を独占しているか、または提供しているサービスや商品の価格を下げなくても、消費者がついてきてくれる企業です。実際に市場を独占していなくても、消費者に対してブランド力を持つ企業も消費者独占型企業といえるでしょう。提供しているサービスや商品がブランドとなっています。商品の価格を無理に下げなくても消費者はその企業の製品を購入してくれます。またインフレなどの市場動向を価格に転嫁しても消費者が離れていってしまうことはありません。

このような企業こそファンダメンタル投資にふさわしい安定した企業なのです。消費者独占型企業の特徴としてはEPSが一貫して増加傾向にあることや高いROEを保っていることが挙げられます。消費者独占型企業の将来の株価は過去の成長率からある程度推測することが可能となります。(EPSやROEに関する説明は株価分析指標へ)